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理系20代の日常レポート

「こんな情報が知りたい!」と自分が思ったことを本能の赴くままに書いてみようと思います。カメラ/旅行/家電/日常関連の話題が多めです。

Panasonicの据え置き型食器洗い乾燥器を使ってみて1年経ったので画像付きレビュー【既婚男子の視点から】

万人にオススメしたい食洗器

1年前に念願のPanasonicの食器洗い乾燥機を我が家に導入したので、1年使用してみたレビューを書きたいと思います。

 

なお1年前に最新機種だったNP-TR8のレビューとなります。ここ数年のPanasonicの据え置き型食洗器はほとんど性能が変わらずに年に1回モデルチェンジだけを繰り返していますので、現在の最新機種NP-TR9でも本レビューは参考になるかと思います。さらに同じレギュラーサイズのNP-TMシリーズも形と一部機能が違うだけですので、こちらもある程度参考になると考えてよいです。こちらのシリーズの現在の最新機種はNP-TM9ですね。

 

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NP-TR8

 

なお不肖ながら私、微生物学 (細菌ウイルスの学問) で大学院を修了し、米国微生物学アカデミーの出版雑誌に学術論文を出している程度には理系男子ですので、その知識を持って食洗器の除菌効果についても述べさせていただきます。

 

 

食器洗いの「色々な苦痛」から解放された

先にこれだけは言いたいのですが、手洗いに何の不満もないという方は食器洗い機を導入する必要はないかと思います。何か不満があるからこそ食洗器を導入するメリットがあるのです。

 

我が家では、食器洗いが夫婦喧嘩の原因になっていたため食洗器を導入しました。

 

妻の「食器を洗わずにいつまで放置してるの...?? (⌒ー⌒ )」という口撃に耐えきれず、ストレスで泣きそうになっていたため土下座して食洗器の購入と設置の許可をいただいたのです。

 

食洗器の購入後は、食器洗いに関する夫婦喧嘩は完全に無くなりました。食器洗いが嫌いだった私の仕事もグッと減って、その他の家事に集中することが出来るようになったため、妻は大変上機嫌です。

 

食洗器のメリット

私が思う食器洗い機のメリットは、

  1. 手洗いから(ほとんど)解放される
  2. 高温 (80℃) すすぎにより手洗いよりも殺菌効果が高い
  3. 手洗いよりも綺麗になる汚れが多い
  4. 食器乾燥棚 (水切りラック) の代わりになる

という点です。また副次的効果として夫婦喧嘩が減ります笑

では一つずつ補足したいと思います。

 

1. 手洗いから(ほとんど)解放される

食洗器だと、使用後の食器や調理器具を中に入れて洗剤を入れ、スイッチを押すだけですので家事としての苦痛度はかなり低いです。ちなみに私は予洗い無しで食器を食洗器に入れています。今の食洗器は一昔前の食洗器と異なり、基本的に予洗いは全く無くても完全に汚れが落ちるなぁというのが私の1年使用した感想です。使用してみて思いましたが「食洗器は予洗いが必要」というのは10年前までの常識であって、性能が向上した今の常識ではないのではないでしょうか。

 

ただし食べ残しレベルの大きな食べカスや切った野菜の皮などは、軽く流水で除いたほうが無難かと思います。

 

2. 高温 (80℃) すすぎにより手洗いよりも殺菌効果が高い

誤解を恐れずに言いますが、普通の手洗いはほとんど殺菌効果がありません。普通の洗剤は菌を殺さずに洗い流しているだけなのです。当然洗い流し損ねの菌が大量に存在します。

 

ジョ〇などの手洗い用洗剤はいわゆる「陰イオン界面活性剤」と呼ばれる、油汚れを落とすのに非常に有効な物質が主成分です。しかしこの「陰イオン界面活性剤」にはバイ菌を殺す力はほとんど無いとされているのです。信じられない人はググってください。

 

「でもジョイとかのCMで『99.9%除菌』って言ってるよ!」

 

そう思うかも知れません。ですが「除」菌であって「殺」菌ではないのです。CMでありがちな数字のマジックなのですが、99.9%菌が除けているというのは実はたいしたことはないのです。99.9%菌が除けているということは菌の数が1/1000に減少したということ。しかし使用後のまな板はバイ菌が数万から数十万いるとされます。1/1000になったとしてもまだ結構残っています。。。ちなみにスポンジは衛生的に使っていないと数億個レベルのバイ菌がいるとか。。。1/1000になったところで。。。おぞましい。。。

 

一方、ほとんどの雑菌は高温に弱く、1/1000どころではないくらいの殺菌効果が得られます。パック詰めされた牛乳などが加熱殺菌処理されて出荷されていることからも分かっていただけるかと思います。ちなみに牛乳は「63度で30分加熱」か「72~78度で15秒程度加熱」することで殺菌処理をするそうです。本機種は80度すすぎができますので、その殺菌力は牛乳の殺菌処理を凌ぐのです。しかも食器洗い機専用洗剤にはクエン酸や漂白剤も入っていることが多いため、さらに殺菌作用が高まっていると考えられます。

 

ちなみに「食洗器の中が臭くなった」という話をインターネット上でよく見ますが、おそらく使用後に蓋を閉めっぱなしにしていることによって庫内の湿度が上昇し、雑菌が再増殖していることが原因ではないかと思います。そういう意見から察するに、当たり前ですがさすがに滅菌 (100%菌が死ぬ) は出来ていないようです。(ただし我が家は使用後、蓋をあけっぱなしにしていますので一度も臭くなったことはありません。)

  

ちなみに除菌話はこのあたりも参考になるかもしれません。洗剤でスポンジ洗いした場合や熱湯処理した場合に生菌数がどうなるのか見ています。

http://www2.tcoop.or.jp/security/library/b79ln300000006vy-att/manaita.pdf

https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/test/documents/jyokin.pdf

 

3. 手洗いよりも綺麗になる汚れが多い

茶渋やコーヒー汚れなどの水溶性の汚れは、食洗器の方が手洗いよりも圧倒的に綺麗になります。洗剤存在下で熱湯に晒すことで汚れを溶かしているのだと思います。またお皿を触ったときのキュキュっと感は明らかに食洗器の方が上かと思います。

 

また、手洗いでは洗いにくい形状のものがとてもきれいになるのも食洗器のメリットです!

 

水筒のコレとか皆さんどうしていますか??

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内部が洗えなくてとても不潔ですよね。食洗器は熱湯を放出して洗ってくれますのでこういう手が届かない部分もとてもきれいになります。ただし洗濯機と違って脱水機能はありませんので、洗浄後は中にたまった水を軽く抜く必要がありますが笑

 

また水筒やお弁当箱のパッキン周りの悪臭も、食洗器で洗うことで根絶することが出来ます。熱による殺菌作用によって悪臭を放つほどの菌がいなくなるためです。今まで一々パッキンを外して洗っていましたので、外さなくてもいいのは本当に助かっています。

 

4. 食器乾燥棚 (水切りラック) の代わりになる

据え置き型食洗器は場所をとるのがデメリットだと言われますが、食洗器を導入すると食器乾燥棚 (水切り棚) が不要になりますのでその分スペースが生まれます。さすがに食洗器の方が大きいですのでプラスマイナスゼロとはいきませんが、水切りラックの代わりになりますので作業スペースがそこまで減少するわけではありません。 

 

食洗器のデメリット

一方、 私が思う食器洗い機のデメリットは

  1. 場所が必要 (特に上方向に)
  2. そこそこうるさい
  3. 食器の形や置き方によっては食器上に水が溜まる
  4. 相性の悪い食器や調理器具がある

という点です。

ではこちらも一つずつ補足したいと思います。

 

1. 場所が必要 (特に上方向に)

我が家の食洗器はこんな感じで設置しています。

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実際に設置してみると、高さが結構必要だなと思いました。幅と奥行は想定の範囲内でしたが、思っているよりも背が高いので視界が遮られ、圧迫感があります。

 

2. そこそこうるさい

使用中は結構うるさいです。ただし掃除機のようなモーター音ではなく、主に庫内で水が飛び散っている音です。ゲリラ豪雨の雨音を窓ガラス1枚はさんで聞くような音にかなり似ていると思います。私にとっては不快なレベルではありませんが、不快だと感じる人もいるだろうな、とは思う程度にビチビチザーザーと音がします。キッチンから寝室までドアが2枚あるので寝室には全く聞こえませんが、1枚だとちょっと音が聞こえてきて集中して寝られないかも、という感じです。

ただし、掃除機よりは断然小さい音です。

 

3. 食器の形や置き方によっては食器上に水が溜まる

食器を逆さまにして置きますので、食器の底面に水が溜まります。斜めに置くことでかなり改善しますが、乾燥モードを30分程度動かした程度では完全乾燥はしないです。30分以上乾燥させたことがありませんので、どのくらいの時間で完全に乾くかはちょっと分かりません^^;

 

私は食洗器の蓋を開けて乾燥するのを気長に待つ派なのでそこまで気にしていませんが、妻がやや不快感を示しています。濡れた食器を放置するのが許せない派の方はご注意ください。

 

4. 相性の悪い食器や調理器具がある

まず、我が家で愛用しているティファールのインジニオ・ネオ セラミックコントロールは相性が悪いです。普通のティファールの鍋ではなくセラミック (陶器) コーティングタイプのものですね。

※普通のティファールの鍋は大丈夫との噂を友人から聞きましたので、相性が悪いのは黄色のセラミックタイプだけだと思います。

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Amazon CAPTCHA

 

残念ながら汚れは完全には落ちません。力学的な力 (こすり洗い) が無いとセラミックから汚れが剥がれないのだと思います。

 

使用前

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使用後

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ちなみに手洗いした後

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しかも気のせいかもしれませんが、食洗器を使うことでセラミックの撥水コーティングが取れている気が...。食材がフライパンによくくっつくようになった気がしたので、今ではこれらのティファールの鍋、フライパンだけは手洗いしています。

 

またそれ以外にも、安物の塗装をしている水筒などは繰り返しの使用によって塗装がちょっとずつ剝がれてきています。ちなみにサーモス (THERMOS) の水筒やタンブラーはちょっとお高かったこともあり塗装がしっかり蒸着されていますので、繰り返しの使用でも全く塗装は剥がれていません。

これに関してはやってみないとわからないのがちょっと怖いですね。

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同時期に購入した水筒を両方とも1年間ほぼ毎日食洗器で洗いました。右が安物の水筒です。

 

「約6人分を一度に洗える」は無理

Panasonicは本機種で6人分の食器が一度に洗えると公称しています。しかしパナソニックさんよ...現実じゃ6人分は絶対無理だぜ...。それが私の感想です。

 


上記リンクに「6人分」のイメージ画像があります。現実はこんなにきれいに食器が入りません。調理器具なども洗うと考えると2~3人分で精一杯で、3人でもきついかもしれないです。料理をせずに全部総菜で済ませれば3~4人分は大丈夫かもしれませんが、6人は詐欺レベルで無理なのでは...。

 

我が家の使用例 (2名分)

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洗剤選びの重要性

どの洗剤がいいのか色々実際に試してみました。洗剤によって衝撃的なくらい食洗器の洗浄力が変わりましたので、非常にご注意いただきたいです。

同僚が「あんまり食洗器で汚れ落ちないんだよねー」と言っていたのでどの洗剤を使用しているのか聞いたところ、私が最もダメだと思った洗剤でした。

 

では私が思う最も洗浄力の高い洗剤なんでしょうかというと。。。

それはハイウォッシュジョイ除菌です。

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本記事のレビューはこの洗剤を用いた場合のみの話をしています。それくらい圧倒的な洗浄力でした。おすすめ洗剤No.1です。この洗剤以外を使用していて「書いていることと全然違う!」と思いましたら洗剤の変更をおすすめします。


こんな感じに非常に綺麗になります。

 

プラスチック製のまな板

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カレースプーン

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包丁

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一方、びっくりするくらい洗浄力が低く、目に見えて汚れが全然落ちていなかったのが

フィニッシュ パワー&ピュアジェルでした。洗剤無しとの違いが分からないレベルでひどかったです。しかもこれパナソニックの推奨洗剤の一つだとか...。まぁこういうコラボレーションは大人の事情もあるのでね...うん...。

あとはチャーミークリスタのジェルタイプもかなり微妙で、同様に汚れ残りがかなり目立っていました。

 

ということで一通り使ってみた結果、粉洗剤よりも液体洗剤タイプの方が洗浄力はかなり低めなのかなと思いました。粉だと食器が傷つくから使いたくないという話も聞きますが、私が使用した限りでは全然そんなことは思いません。上記写真のスプーン(右側)は1年間食洗器で洗い続けたにも関わらず見事なまでのツヤと反射を保っています。成分表を見ても研磨剤成分は見当たりませんのでまぁ妥当かなと思います。

 

でも責任は持てませんので、心配な方は大事な食器だけは手洗いすることを推奨します。

 

なおコスパの問題で、ジェルタブ (タブレット形状のもの) タイプの洗剤は試す気になれなかったため使ったことがありません。メーカーのP&Gさんは「粉末タイプのハイウォッシュジョイ除菌よりもジェルタブタイプのJOYの方が洗浄力は上だ」と言っていますので一度試してみたいな~とは思っています...。ちなみに粉末タイプのJOYは1回5円前後、ジェルタイプのJOYは1回20円弱くらいのお値段ですね。

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www.amazon.co.jp

設置の難易度について

食洗器導入の一番のハードルである設置ですが、難易度的には一般男性なら十分自分で設置できるレベルだと思います。

  1. 水道の元栓を止める
  2. 蛇口 (水栓) を取り外す
  3. 分岐水栓を説明書通りに取り付ける
  4. ホース等を接続する
  5. 水道の元栓を開ける

だけです。

 

どの分岐水栓を購入すれば良いかは以下のパナソニックのHPで調べることが出来ますのでぜひご利用ください。

 

 

上記URLにも記載がありますが、蛇口の写真をパナソニックのサポートに送付することで、対応の分岐水栓を紹介してくれる神サービスを実施しています。

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また蛇口(水栓)の取り外しは、素直に蛇口のメーカー推奨の分解用工具を購入されることをおすすめします。ケチって壊すよりも1000円強で安心確実に分解したいところです。

 

注意点としては

  • 水道の元栓がどこにも見当たらない
  • サポートに問い合わせてもどの分岐水栓を買えばいいのかわからない
  • 蛇口の分解方法が全く分からない

というような場合は素直にお金を出して業者に依頼すべきというところでしょうか。

 

電気代 と水道代

電気代と水道代ですが、手洗い時代との違いは体感では全くわかりませんでした。

1日1回ペースで使用していますが、その程度だと電気代と水道代はほとんど変化なしということです。電気代を心配される方は多いかと思いますが、超節約家庭でなければ電気代の観点からは普通に使用しても特に問題はないのではないでしょうか。ただし、我が家では積極的に深夜電力時間帯に使用するように意識はしています。

 

詳細な電気代に関しては申し訳ありませんが他ブログ等の情報をご覧になったほうが参考になるかと思います。

 

ちなみに夫婦共働きで平日昼間は不在、お風呂は毎日貯めている我が家は

電気代→5000~8500円/月

水道代→2000~2700円/月

といった料金が普段請求されています(オール電化なのでガス代は0円です)。

この料金範囲が、食洗器導入前後で変化なしでした。

 

最後に

食洗器を購入したい、と思うのはきっと食器洗いの係になっている人だと思います。ただ、その願いって案外ご家族に通じないんですよね。

「え~、そんなの必要?? 別に手洗いでいいじゃん」

「場所がないからダメ」

「電気代がすごくかかりそう」

食器洗い係の私も最初妻にそう言われました。でも本当は食器洗いの係でない家族の方はそれを拒否する権利はないと思うのです。食洗器の購入を拒否するのだったら拒否した人が食器洗いをやってあげてよと言う話です。

「え~、そんなの必要?? 別に(あなたの今まで通りの)手洗いでいいじゃん」

こういう発言って悲しくなりますよね。もし購入の相談をされた場合、相手を思いやる気持ちを大事に持ち、相手を尊重した上で判断してあげてほしいと思います。

お金の問題もありますしね!(台無し)